四大道の教え

 世の中には様々な宗教や哲学・思想がありますが、我々人間は決して宗教や哲学また科学の力などによって生かされているわけではありません。

 この世に存在する動植物はもちろん、数十億光年離れた遙か彼方の星からミクロの世界まで、ありとあらゆるすべてのものが「大宇宙の自然の力」によって運行されています。四大道では、この唯一無二の「大宇宙の自然の力」つまり「宇宙の神秘力」を神として敬います。

 我々人間も例外ではありません。この「大宇宙の自然の力」によって生かされているわけですから、星や動植物にそれぞれ与えられた営みがあるように人には人として踏み行うべき道があるはずです。

 それが「四大道」すなわち「忠孝敬神崇祖」であり人が踏み行うべき四つの大きな道です。

「忠」とは…「我が天皇を死守すること」「孝」とは…「親を安心させ子が守ること」「敬神」とは…「大宇宙の自然の力を敬い感謝すること」「崇祖」とは…「我家の先祖は他人にゆだねず子孫が自ら守ること」

孝の大切さ

 私たち自身がこの世に存在するのは、両親があるからです。自分の心も体も何一つ自分で造ったものはありません。すべて両親を通じて神から与えられたものです。

崇祖の大切さ

 そして、両親があればそのまた両親があります。つまり先祖があります。私たちは突然この世に現れて存在するわけではありません。みな例外なく親・先祖を通して現在の私たちがあるのです。

忠の大切さ

 先祖をさらにさかのぼると皇室につながります。我々は分家であり皇室は本家であります。天皇陛下は人の力や権力によって造られた地位ではありません。
「大宇宙の自然の力」によって与えられた天与の位であります。皇室をさらにさかのぼりますと人類始発へつながり「大宇宙の自然の力」へとつながります。

敬神の大切さ

 このようなすべての仕組みを創られたのが「大宇宙の自然の力」すなわち「宇宙の神秘力」です。この神秘力を宇宙の大神様として敬い感謝することが大切です。

(*説明の都合上順不同で説明いたしましたが「忠・孝・敬神・崇祖」が正式な順番です。)

真の信仰とは

 このように両親・先祖・皇室・宇宙は、目に見える血の繋がりであり絶対に掛け替えのないものです。

 目に見えるものを信じこれを実行すること、嘘・偽りのないこと、虚飾や誤りのないこと、他に掛け替えのない絶対的なものであることこそ宇宙の真理です。人や時代の移り変わりによって内容が変わるものは決して真理ではありません。

 四大道でいう「信仰」とはお参りすることや滝に打たれたり断食するなどして修行するようなことでは決してありません。「日常生活=信仰」です。

 人によって理屈づけられた教えではなく、宇宙の力によって生かされている人間が、宇宙から与えられた道を正しく踏み行うこと、すなわちこの四大道にかなった生活行為をすることが「信仰」なのです。

 自己の欠点を反省し自らを修め、親・先祖を安心させ親子兄弟が仲良くすること。そして、外にあっては人から後ろ指を指されぬ行いをし、人の喜びを我が喜びとすることが大切です。